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春に悪化する症状「うつ病」「めまい」と季節の関係

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変動する気温や環境に体がついていくのがツライこの時期、自律神経が乱れ、春特有の“うつ症状”が出ていませんか?
 
 
春の体調不良について…
3月から4月を『木の芽時』と呼び、
東洋医学では『春は「肝」の季節』と考えられています。
 
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五臓六腑の中でも春の影響を一番に受けるのは『肝』であり
春という性質はイライラしたり、落ち込んだり気分が不安定になりやすい時期でもあります。
 
 
 

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■東洋医学の『肝の病状』


漢方では『肝』は疏泄そせつをつかさどる。と言われ、

胃腸を始めとした五臓全体の体調維持や感情調節、血液貯蔵などの大切な働きを担っています。

精神的なストレスが続くと、体調維持や感情調節の機能などが弱くなり、このストレス状態を『 鬱結』

と呼び、肝の疏泄機能が滞ってしまった状態をあらわしています。(現代人にはとても多くみられる症状です。)

したがって肝機能が働かなくなると、感情を抑えることができずにイライラ・怒りやすいなどの精神状態や、

食欲不振・胃腸トラブルなどを引き起こします。

 

 

 

 

■肝は、血液を溜める貯蔵の働きと共に自律神経のバランスを調える働きを担っている臓器でもあります。

特に女性の場合、季節変化・生理・生活環境の変化などが同時期に起こると、

肝に蓄えられている血液が急激に不足した『肝血不足』という状態を引き起こしやすくなり、

これが日頃からの「肝気鬱結」と重なると多くの不快な症状が発症してきます。


肝の血液を使い過ぎることで肝の働きも低下してしまい、自律神経のバランスも崩れ易くなって様々な症状が出やすくなってしまいますので普段から貧血気味の方や過労、ストレスなどで十分な血液を蓄えられなかった方は、とくに要注意です。

 

 

■肝は体内エネルギーを増強させる作用もあり、春になるとその活動が活発になり、体のエネルギーも増強しますが
『風』の影響を受けるため、その変化も激しいといった性質もあります。
 
風は常に移動し、その変化も激しく『不安定でコントロールしにくい』という特徴を持っています。
その季節が私たちの心や体にも影響してきますので、気分の浮き沈みも激しくなり、『うつ症状』が増強されやすくなってしまうのです。
 
 
【春うつに出やすい症状】

・朝起きてもだるい・疲れがとれない

・寝付けない・夜目が覚める

・気分の変動が激しい

・やる気がでない・ぼっとする

・胃が痛い・お腹が張る感じがする

・便通が良くない

・のどにつっかえた感じがする

・ぼんやりする・眠い 等…

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春は、人間関係、気温、場所、仕事内容など様々なものが変動しやすい季節です。
その変動が自分にとって多すぎると、心が弱くなくとも体はストレスと感じてしまい、
そのストレスが自律神経や内分泌系を乱し、「春うつ」を招いてしまいます。
 
 
とくに『精神疲労』タイプの方は慢性化しやすく、不快な症状が長く続くことで自分自身に自信が持てなくなったり
精神的にもうつ状態になりやすいので、気分転換や楽しみの時間を積極的に取り入れておくことが大切です。
 
体調を調えて無理のない生活をおくるように心がけましょう。
 
 
 
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